『未来見つめて』
《立体漆芸作品/ジェスモナイト、発泡スチロール、麻布、羊革、漆、金粉》
■駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2024」出品作品のコンセプト■
漆は、日本の古き良き伝統工芸で高価なモノ。というイメージが強いように感じる。そのイメージのために、ほとんどの若者が漆芸の世界に触れることはない。しかし、漆は様々な素材に塗装可能で、耐久性・防水性に優れているという素晴らしい素材なのである。扱い方や表現方法も様々で、漆芸の世界の可能性は広がっている。
作品の全ての部分に漆が塗られている。髪の毛・顔・服・足・靴、全て漆であるのに、全く表情は違う。その面白さを感じてほしい。
■駅から始まるアートイベント「キテミテ中之島2024」への想い■
大学での4年間の制作活動を通して私は、芸術は還元していくべきなのではと考えるようになった。入学してから、常に私は、先生方の指導や先輩・友人との交流の中で何かを与えられる存在でしかなかった。その時間は私に技術面と芸術に対する精神面において大きな成長をもたらした。大学を卒業した今、私も下の世代、そして社会に芸術を通して何かを与えていくべきなのではと思う。その精神が芸術という分野を豊かにしていくのではないだろうか。
そう強く感じたきっかけは、この『未来見つめて』という作品を実際に観た人達の中に、感動や疑問など様々な感情を感じた方々がおり、少なからず影響を与えることがわかったのだ。
芸術は人の心を動かす力があるのだと強く感じた。それをこの活動を通してさらに大きくしていきたい。
■Profile■
2001 兵庫県生まれ
2024
京都市立芸術大学美術学部工芸科漆工専攻卒業
現在 京都府在住
【グループ展】
2020
京都市立芸術大学作品展
2021
京都市立芸術大学作品展
2022
京都市立芸術大学作品展
のむら・アート・るーむ作品展
2023
のむら・アート・るーむ作品展
2024
下京・南まちなかアート ワコールスタディホール1階ロビーにて
【受賞】
2023 京都市立芸術大学作品展 『平館賞』受賞

《Photo image:avocado》
