姜 博厳 JIANG BOYAN

『縄の物語』
《立体漆芸/漆、麻縄》

■駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2024」出品作品のコンセプト■

麻縄は漆と組み合わさることで作品の形と質感に影響を与えます。そこに造形の可能性や制作の面白さを見出したいです。私は麻ひもの柔軟な性質を作品の素地材として活かし、凹凸のある想定外の表面構造を作り出すことを目的としています。この風合いは、人生は不揃いで困難だが、続けていくことでしか面白いことに出会えないということの隠喩として使われています。

■駅から始まるアートイベント「キテミテ中之島2024」への想い■

交通の結節点としての駅は、社会全体をつないでいます。同時に、駅があることで人々は社会とのつながりを深めます。そのような場所で展覧会を開催することで、アートがより身近な存在になることは間違いありません。アートは人間の創造性や想像力を映し出すだけでなく、作者の現在や未来への展望を表現し、その思いを作品に込めてより多くの人々に伝えています。コロナ後の世界では、ほとんどの人が困難な時期を過ごしており、憂鬱な生活の中で人生の気分を豊かにする芸術の必要性が高まっています。同時に、人々はアートがもたらす精神的な共鳴も必要としています。

■Profile■

1997 中国北京生まれ
2023
佐賀大学地域デザイン研究科芸術デザインコース漆工専攻修了
現在  京都市在住

【グループ展】

2022
「漆三人個展」(有田陶器市)
2023
若手工芸ア一ティスト展 EDAUME Art+Kogei 2023参加作品展(佐賀市)

【受賞】

2022
第44回日本新工芸展「第五回学生選抜展」最優秀賞(国立美術館/東京)

《Photo image:浮生》